若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

自分の欠陥に気づけないと結婚したがらない

 


「結婚てのは女の子のためにするんだよ」と言われたことがある。ぼくもたぶんそうなんじゃないか、と思う。なぜ結婚したいと思うのだろう。お付き合いとはなにがちがうんだろう。連日のように考えてしまう。考え続けてしまうのはひょっとして心の奥底では結婚したいと思ってるからなのだろうか。

 


例えば今から40年ぐらい前であれば女性は結婚したら専業主婦になる、という形がほとんどであっただろう。1人がお金を稼いで1人が家事をする。そうしなければ回っていかなかないんだからそのスタイルをとらざるを得ない。

 


現在はどうか。食事を3食作りながら働いているがそんなに苦じゃない。部屋に物を少ないので散らかることもない。充分回っている。そもそも同棲することによって1人で生活できることが一人暮らしの時よりも更にハッキリした。人の目があれば家事をするのである。頻繁に人を家に呼べば部屋の清潔感は保たれる。

 


ならばなぜ神の前で永遠の愛を誓い合うなんて仰々しいことをするのだろうか。安心感が得たいのか。誓いを破棄するなんて罰当たりだぞ、と脅しながら関係性を継続しようというのだろうか。この契約をしてメリットを得られる人物がいるとすれば全く働かない者か、全く家事をしない者であろう。自分でしなければならなかった業務をパートナーにアウトソーシングして時間を生み出せられる。

 


だからテクノロジーが発展して、誰も彼もが1人で生活を営めるようになれば余計、誓いを立てづらくなるだろう。

 


あるいは、ぼくの場合は少年誌に載っているラブコメを読みすぎたのかもしれない。少年誌で展開される恋愛は、主人公が恋を成就させて終わるものがほとんどである。恋人になってからの話は本編に含まれていない。ハリウッド映画でさえ離婚した元嫁と復縁して終わり、交際期間が描かれないまま続編で再び別れることが常である。

 


ぼくの場合は本編が終わってエピローグが延々と続いているような状態だ。おそらく打ち切り会議では既に何度もぼくの作品が槍玉にあげられているだろう。

 


おそらくぼくは自分の欠点を完全に把握して、それを埋め合わせたいと願ったときに結婚したいと思うだろう。しかし26歳の働きざかりである。毎日、新しいことを学んで世界がどんどん広がっている。家で英語や機構学を学んで世界は更に広がる。型自体が変形しており、熱を加えてもどんな形に焼き上がるのか想像がつかない。だからぼくは型の出来上がりを待ちたい。おそらく今までにない形のいびつでありながら、見るものの目をひくふざけた型ができるであろう。