若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

上司の距離感

 

 


先日、テレビ東京を退職してフリーになったテレビプロデューサーの佐久間さんが自身のラジオで

 


「(新人が)やめてしまった時に(自分が)傷つくから新人には他人行儀で接してしまう」と話していた。

 


おそらくどの会社でも教育係に選ばれるような中堅社員はぼくら若手社員との距離感を計りかねているように思える。規制が増えているテレビ業界のように、パワハラを訴えられないように大袈裟に距離をとっている。歳上の社員に飲みに誘われたのは片手で数えられるぐらいで飲み会のほとんどは歳の近い同僚であり、頻繁に話しかけるのはみんなからイジられているような「イジってもオッケー」と認定された社員に偏る。そんな社員たちは可愛がって貰える上にコミュニケーションの中で仕事の話ができるので他の社員に比べて仕事もできる。黙って仕事を続けるぼくには知り得ない情報をたくさん知っている。

 


入社当時は人事部のおじさんに、自信がないと話すと「入社試験でぼくは君を1番評価した。自信を持ってくれ」と言われた。そのぼくが本当に自信を無くして半年会社を休んだ。

 


野球選手の松坂大輔選手のように、優秀な人は○○世代と、その人を代表するグループに括られる。その○○世代を代表する優秀な先輩の姿を職場に復帰してから一度も目にしていない。

 


佐久間さんはラジオで

 


「やる気に見える新人ほどすぐに仕事をやめてしまう」と話した。

 


理想が高いので現実とのギャップに苦しんでしまうそうだ。会社のデスクに張りついて仕事を続けていても理想は膨らんでしまうばかりである。だから現実を知るためにぼくらを避けるおじさんたちに接近しなければならない。自分の無知を知るために独学しなければならない。現実と向き合わなければ理想との正確な距離感はわからないのだから。