漫画「青野くんに触りたいから死にたい」の優しい怖さ
漫画アプリ「コミックDAYS」にて「青野くんに触りたいから死にたい」を読みはじめました。ヒロインの女の子と付き合いはじめた青野くんは突然死んでしまう。告白から死ぬまでの描写を省いて本当に突然に。幽霊として女の子の前に戻ってきた青野くん。女の子は生身だと青野くんに触れることもできないと気づき、死のうとするがー。
第一話にて青野くんから名台詞が生まれたのでご紹介します。
「優しい人って怖いよ
だってどんなふうにしたら人が
傷つくのかよく分かってるから優しくできるんじゃない?
優しい奴ほど人を傷つける方法をたくさん知ってるんだよ」
なにも知らずに人を傷つけてしまうことがある。相手が重く受け止めてしまうことを想像出来ずに。意図的に人を傷つけようとした場合はどうか。そうなると、どうしたら人が傷つくかを知ってないといけない。体罰をされて育った教師は同じような大人にならないように志しても生徒に暴力を振るってしまうのではないか。営業の物腰の柔らかくて気配りのできる人が裏にまわったら人の悪口を言い続けたりする。
ほんとに優しければそんな行為には出ないかもしれない。でもなにかの拍子に人を傷つけようとしたら。その人ほど怖い人はない。