若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

どこまで自分の仕事の成果にこだわれるか


宮本から君へのテレビ版を観た。映画版とテイストが違いすぎる。新入社員が学生と社会人の違いを感じるところから始まる。仕事を始めると自分の身の程を知って苦しくなるのだ。で、今は時代がいけない。自分が何者でもないことを知った上でネットに才能を持った人が溢れていてみんな何かしらの特技を持っているんじゃないか。無個性な人間は自分だけではないかと思ってしまう。宮本は自分の個性はまっすぐなこと、変なこだわりがあることだと思っている。何者かになりたいのでそこは曲げることはできない。

 


仕事で諦めてもいいところを自分がそれで流されてしまうと自分の個性が消えてしまうと感じて足掻いてしまう。松井玲奈の小説のように大人になると自分の殻を毎晩脱いでしまったらいくらか楽になっていくかもしれない。大人なることを角が取れる、とかいうけど自分の持っていた形は失われてくわけだ。細かくなっていけばどんな場にも埋まるでしょうよ。でもそこは本当に切ってもいいとこなのか。それで致命傷になったりしないのか。僕は場の隙間に合わせて切っちゃいけないところにメスを入れてしまったかもしれない。自分を切るのと増やすのだったら切る方が絶対に楽だ。自分が周りに合わせた方が楽だし早い。キリがないぞ。自分を切り続けることになるぞ。自分の形に場を作っていけたらどんなにいいか。大人になんてなりたくないんだ。