若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

アンダーマイニング効果によるモチベーションの薄れ

 

 


小学生から大学生に至るまで、勉強へのモチベーションは一貫して低かった。仕事をはじめて、勉強することの必要性に気づいたが時間外に会社のことをする意欲は湧かなかった。世間一般の考えから決して外れてるものではないと思うが、これをシステムが妨害する。働き方改革である。

 


『時間外に仕事のことをしたくない』。では仕事における経験値はどこで得るのだろう。それが時間外労働、所謂残業である。『仕事だから』と渋々ながら余分にやっていた行動がメタルスライムの如く、経験値になっていたのである。ぼくが入社したのは働き方改革のはじまった年だ。スライムでコツコツと経験値を貯めているがなかなか村人からジョブチェンジできない。いや、村人も武器屋や宿屋として立派に働いているのだから。スライムの方が近しい存在なのかもしれない。

 


「アンダーマイニング効果」というものがある。内的なモチベーションで行っていた行為が、外部からごほうびを貰ってしまうと元々のモチベーションが下がってしまうというもの。会社でいうところのわかりやすいごほうびはお給料だろう。ひと月の仕事の中でもっとも気分が上がるのが給料日なのは間違いない。しかし次の日には『給料日まで一ヶ月もある』と気分は最低だ。もうごほうびのことしか考えていない。

 


独学をはじめて仕事に関する知識を得ている。自己評価の低い自分だが、知らなかったことを覚えると、変化を実感する。勉強自体に価値を感じて『ついでに仕事もできるようになればいいかな』と思えるようになった。これからは自らモチベーションをつくりあげて外部からの報酬に惑わされないことだ。