若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

とんねるずタカさんの「働き方改革」について

 

 


先日の情熱大陸とんねるずのタカさんが出演していました。オープニング前のトークから名言の連発で「やっぱりスターだ」と感じさせられます。

 


実家に住んでいた頃、番組の頭から終わりまで家族揃って観ていた番組は「とんねるずのみなさんのおかげでした」だけかもしれません。過激な演出があるものの「そういうエンターテイメント」として我々一家は認識していたし、ぼくもどこかに石橋さんのような「兄貴」がいて可愛がって貰いたいと思っていました。いまでも出たい番組は「みなさん」の食わず嫌いだし、石橋さんが女優さんにちょっとエッチなやりとりをして、ぼくの好物をノリさんに盗られたい。ただ、嫌いな食べ物がないのでオファーを受けてもどうしようか悩んでしまうだろう。

 

 

 

タカさんは今年で還暦だ。会社員であれば引退の歳だ。そんな彼が『働き方改革』について話した。

 


「今はテレビでも働き方改革だ。ADから先に帰す。

 でもはやく仕事を覚えたい人はどこで仕事を覚えたらいいん   だろう」

 

 

 

ウチの会社でも働き方改革は進んでいる。丁度、ぼくが入社した年からソレははじまった。大した物欲もなく楽な仕事につきたかったぼくは深く考えずに定時に帰れることを喜んでいた。しかし、全く仕事ができるようにならない。ぼくの1年先輩は残業をして大きなオーダを受け持っている。4年先輩は入社当時から高額のオーダを任されて、思うようにいかなかったが「そこで仕事を学んだ」と話す。ぼくは入社当時と、かわらないような仕事を繰り返して『このままでいいんだろうか』と思いながら「お先に失礼します」と言って家に帰っていた。

 


たぶん、もう会社だけで仕事を覚えるような時代ではないと思う。意欲がある人が家に帰ってから独学をして新しい知識を身につけていく。ただ、製造業は簡単にそう行かない。「自分の会社でしか通用しない能力ばかり高くなる」と先輩は言って、専門書には「これまでの技術者は経験と勘によって仕事を覚えてきた」と書かれていた。その専門書を読み進めているが荒い白黒のイラストを読み取れなくて難儀している。だから勤務時間中に高効率で、教わったことを吸収するようにしなければ仕事なんて覚えられない。改革には自らの順応も必要なのだ。