若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

PS純金しおりさんが思う「やりたいこと」

 

 


『PS純金』という東海地方の飲食店を紹介する番組がある。この番組では利益度外しのリーズナブルなお店やクセのある亭主にスポットが当たる。その中でも特に人気の高いのが先日、まるまる1時間を使って特集された「しおりさん」であろう。

 


しおりさんは一言でいうと「やりたいことに向かって突き進むオネエさん」である。本業の料理はもちろん、夜になれば小学生から高校生を集めて先生になり有名大学へと導く。スキーをすれば雪を撒き散らしながら猛スピードで山を下る。釣りをすれば開始数分で他の団体客よりも大量の魚を釣り上げて、剣道を教えることもできる。どれも注いだ時間の多さを感じさせるような腕前で「やりたいことをやって楽しく生きてる」と話す彼女はとてもキラキラして見えた。

 


先日の放送ではファンミーティングと題してしおりさんがギターを弾いてファンを湧かせた。何曲も熱唱した後、しおりさんは語った。

 


番組を観た視聴者から電話があった。大晦日の夜のことだった。視聴者は、『自分は末期癌だが、元気づけられた』と告げた。しおりさんはどう返答していいかわからなくなったそうだ。しかし、聞けば近い場所に住んでると言う。しおりさんは『いつか予約して、おいで』と視聴者に話した。視聴者の余命は2ヶ月だった。だが、電話から4ヶ月後に店に来店してフルコースを食べ切った、という。

 


しおりさんは『したいことがあれば生きられる』と気づかされたそうだ。

 

 

 

ぼくは趣味を楽しめないと物凄く不安になる。小学生の頃からずっとゲームをやって育ったがここ数年はまとまった時間が取れずに、ゲームの腕は落ちた。楽しむ時間よりも思い通りにゲームを進められずにイライラすることがふえた。その当時はゲームよりハマれたことがなかったので自分の人生の先に楽しいことが全くないのではないかと怖くなった。自分の時間が楽しめなければ、あとは仕事だったり、したくないことの時間しか残されていないと思った。

 


しかし、日記を書く楽しさを知った。読書をしたり、映画を観たり、ドラマを追ったり、歴史や英語を学んだり。片っ端からやりたいことをやっている。1日が短く感じるようになった。人生に意味なんてないのかもしれない。それでも毎日を楽しく生きられたら、もう意味なんていらない。