センス8の多様性
センス8の第6話にてこの話の本質について触れていたセリフがよかったのでご紹介します。
なお、ネタバレを含みますのでご注意ください。
ノミは性格や特技の違う8人がなぜ感覚を共有しているのかを恩師に訊ねました。その答えがこちらのセリフになります。
人が進化するためには
本人と違う要素が必要ということよ
彼ら8人は武術の得意な人、演技の得意な人、医学の知識を持っている人などそれぞれです。異性の好みに至るまで。
例えばぼくは技術者ですが、技術が進歩し過ぎていて他の製品を扱う会社に転職しても今までの経験はあまり役に立ちません。1人で行っていた仕事は高度になった分、分業化されて自社の、自分の仕事から少しでも離れてしまうと対応出来ないんです。それを突き詰めるとコンマ何ミリの繊細な部品が作れるような職人が生まれるわけです。おそらく自分の代わりはいくらでもいる。それでも逆に1番仕事の出来る大人を1人引っ張ってきてもなにも作れない。なにかの1番になんてならなくてもいい。周りの人たちよりちょっとだけ自分の方が上手く出来ることを必要としてくれる人たちにしてあげられたら。