若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

溜め込むと大きな失敗をする

 

ネットフリクスのドラマ「人間レッスン」をみた。

 


成績優秀な高校生が裏で援助交際の元締めとしてお金を儲ける話。

 


第一話の冒頭から主人公は担任教師から忠告を受けるんです。

「お前みたいな成績優秀で、素行がいい、非の打ちどころがない人間が1番厄介だ」

 


このドラマの毎話のラストには「なにか問題を抱えていたら、周りに相談したり、地域の窓口に相談してください」と言って終わる。彼らのやっていることは犯罪だ。周りに言えるものではない。しかし、ビジネスが大きくなるほど、それは危険も大きくなって自分で抱えきれなくなっていく。

 


「誰だって人に言えない秘密ぐらいあるだろう」というセリフもあった。人に言えないのは、非人道的でそのことが明るみに出た時に避難される恐れがあるからだろう。だが、誰からも責められるような点を一切持たずに生きることは出来るのだろうか。

 


ぼくは「悪口を言わない人」が怖い。悪口でも皮肉でもなんでもいいが、本音で喋ってるという実感が欲しいのだ。建前だけ並べる相手は自分のいないところで自分のことを悪くいってないか恐ろしくなる。

 


しかし、同じことをぼくもしているのだ。建前だけの相手を信用することができずに、ぼくもその人の意見に近い建前を言って同意をしてるような雰囲気だけ出す。疲労感が溜まるだけの会話だ。

 


疲労感や言いたいことを溜めていくと、彼らが犯罪に走ってしまったように、間違った発散をしないと解消できないほど大きくて厄介なものになっていくのかもしれない。

 


ぼくも上司の言いなりになっていたが、ある日我慢が出来なくなって会社を休みがちになってしまった。小学校から大学まで病気にならない限り皆勤で通っていたのに、社会人になってから拗らせてしまった。学生はちょっと休んだぐらいで、なにかの問題になるようなことはないが、会社員が休むと生活費が足りなくなっていく。拗らせるタイミングがよくない。

 


コンプライアンスが騒がれる現代では品行方正に振る舞わなければならない。会社の飲み会で悪酔いするだけで白い目で見られる。だから誰も見てないところで飲むしかないし、なにも吐き出せないまま、アルコールと一緒に飲み込んで二日酔いと一緒に飲み込んだ我慢に苦しむ。どこにこの抱え込んだ感情を出せばいいのか。悪事を働く前に止めてくれ。