動きながら考える
塚本亮著「ヤバい モチベーション」を読みました。
ぼくは無気力な人間だ。平日に計画した「休みの日の過ごし方」はほとんど達成されずに月曜日を迎えてしまう。仕事にしてもそうで、1番のモチベーションは「怒られないように静かに定時を待とう」である。
ここ最近のぼくの中で、特にモチベーションが高かったのが、週に一度あった講習会だ。思えば会場に着く前にカフェに寄っていた。本書にある「通勤前に目先のゴールをつくる」を自然にしていたのだ。
どうしても、会社に行きたくないことが頻繁にある。だから、その前にチェックポイントをつくって、「ポイントまで来たんだから、会社まで行ってみよう」と、自然に思えるようにする。
「この道の途中まで辿り着けた」というのはモチベーションに置いて大きな意味を持つ。同じ道を辿って帰るのも大変だし、外に出てしまった手前、どこかに着くまで戻らない方がいい気持ちが生まれてくる。このような行動によってやる気がでることを作業興奮という。
作業をはじめる前は現状維持バイアスが働く。これは何か新しいことをしようとすると、損をするのではないか、という不安から現状を維持しようとする心理だ。
しかし、実際は、行動に出ずに損をすることもある。街の本屋でこの本を見つけたから、読んでみようと思えたし、これから読みたい本も見つけられた。
なにかの行動に出る。街に出れば、知らなかった店を見つけられる。SNSをしてみれば、考えたこともなかった発想に触れられる。行動に出てみる、これが最大のモチベーションアップ術だ。