格差のはじまり
youtubeで世界史の勉強をはじめました。
「Historia Mundi」というチャンネルで、予備校みたいなノリで黒板に先生が書き込みながら歴史を教えてくれる。わたしはこれをノートに書き写しながら聴くわけだ。
新石器時代になると、狩猟から農耕や牧畜に移り変わっていく。農耕のはじめは雨水を使っていたが、これでは雨乞いまでして雨を待たないといけない。そこで、川から水を引く灌漑農業をするようになる。つまり、大規模工事が行われるわけである。そうなれば大掛かりな計画や命令、指示を飛ばす人が必要になる。リーダーだ。
この人の指示によって食事にありつけるかどうかが左右されるため、当然地位が高くなり、富も集中する。つまり、農業によって格差が生まれたのである。
格差はなくなって欲しい。しかし、初めて文明が出来た頃から続いている形を取り壊すのは可能なんだろうか。その仕組みの中で適応して指示ができるような人間になることの方が、システムを新しくつくるより簡単なんじゃないだろうか。長く続くものには意味があるのだ。