映画「ジョーカー」は現代版チャップリンだ
重すぎて受け止めきれなかった「ジョーカー」
ただ、読むレビュー、読むレビュー。毎回名文なのだ。尾を引きながら評価を上げていく名作映画だ。
周りの意見に流されやすいだけでは?
今日見つけたジョーカーの名レビューです。
映画『ジョーカー』が決して哀れな転落物語ではなく、”ハッピーエンド”である理由 | 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/14850?page=1
初見で見た時にぼくもハッピーエンドっちゃ、ハッピーエンドに感じたラストでしたが、この記事を書いた人は全てを肯定的に捉えている。当然、ネタ的に崇めている部分もあるがかなり深くジョーカーに自分を投影している。自分がジョーカーだと思えばこの映画は大当たりだ。「狂う」という形で真の自分を解放しているのだから。
映画でチャップリンの言葉が出ていた。
「人生はクローズアップで見ると悲劇だ。しかしロングショットで見ると喜劇だ」
学生時代は毎日、辛いことでいっぱいだった。中間テストが終わればすぐに期末テストがあって。いじめてくるヤツがいて。学費が払えるか不安に思いながら深夜に働いて。人が大勢いるはずの教室で孤独感を感じて。
それらを終えた今。もっと勉強したかったと思う。いじめっ子と飲みに行くようになった。バイトの記憶が思い出になって。教室にいた同級生たちに会いたくて仕方がない。
今はまた辛い。
ひょっとすると仕事を辞めた時にもっと働きたい、と思うようになるのだろうか。カメラを遠ざけてみる。