ブラウン管の掌紋認証
フィクションに出てくる認証にスポットを当てたネット記事。
架空世界で「認証」を知る:映画「キングスマン」にみる現代的スパイと認証のたしなみ (3/3) - ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/1906/06/news040_3.html
この記事ではキングスマンに出てくる、掌紋認証を紹介してます。掌紋、つまりおててのシワは加齢や成長によって形が変わるそうです。頻繁に登録し直すので上手いこと掌紋を手に入れても新しいものに切り替わってしまうかもしれません。
このハイテク認証を10年以上前に実家で体験しました。
メンインブラック2のDVDを家で観ようとした時のこと。PS2にDVDを入れるとメニュー画面が出てきます。実験室のような部屋と部屋の前にドアが映されて、ブラウン管の中央に緑の枠で手形が光っています。下から同色の線が登って上までいくと新しい線がまた下から出てくる。コントローラーのボタンを押してみてもなんの反応もない。
まさかと思い、画面の手形に手を当ててみる。電車のドアが開く時のような空気が漏れる音がしてドアが開きます。画面の外からウィルスミスとトミーリージョーンズが出てきてウィルが「よう、お前かあ」なんて言ってます。アナログ放送しか受信しないTVと薄型になる前のPS2にそんな技術があるとは思えない。仕組みが知りたくてボタンをガチャガチャしてみても本編再生か音声と字幕の切り替えしか出来ない。
仕方なく本編を観る。やっぱり面白いが掌紋認証の演出が気になって集中出来ない。
エンドクレジットまで見終わってプレステを再起動してみても認証は現れなかった。ぼくはニューラライザーでピカッとされたんだろうか。