若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

ひげを残す

 

 


昨日観た映画、ジョゼと虎と魚たちがよくて朝起きたら2Lの焼酎が半分になっていた。吐き気と頭のフラフラで最悪の気分だ。おまけに米を炊いていなかったからシンクに溜まっている食器を洗って出勤前に早炊きしないとお昼ご飯が食べられない。

 

 

 

お酒を飲んだ朝はうまくモノを掴めない。食器がシンクにゴンゴンする。米は軽量カップから逃げ出していく。欠勤の理由に二日酔いは許されるのだろうか。

 


この前社員証を忘れて家まで取りに行ったばっかりだから時期がよくない。一連の動きの中に空の「おえー」が挟み込まれる。

 

 

 

酔いが覚めない朝はもっと大きい痛みで気持ち悪さを誤魔化したくなる。そして昨日あんなに面白かった映画の細部が思い出せない。寂しい。

 


ひげも剃る気になれず顔だけ洗ってマスクをする。会社に着き、部内のミーティングに向かおうとすると声がかかる。

 


「係長、午後からくるからミーティングなしね」

 

 

 

二日酔いだろうか。