若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

アンガールズ田中と大泉洋が語る年代論

 


リアクション芸に秀でていると思っていたアンガールズ田中さんもこのところは審査員キャラが板についてきた。若手の頃からブレイクを果たし、ずっと第一線で活躍し続けている。その経験が「どうやったら芸能界で生き残ることができるのか」といったメソッドを構築していったのだろう。そのメソッドは芸能界だけではなく我々一般人にも共通するものもある。例えば「20代に求められるものは元気。30代は実力。40代は説得力」という言葉だ。

 


ぼくは26歳だが実力を要求される30代にずっと怯えていた。ひょっとするとそれは20代当初からはじまっていたかもしれない。24歳で働きはじめて「賃金による責任」を感じ、25歳からいずれ要求される実力を自分が得ることができるのかと、あと5年を残しながら思っていた。

 


これは普遍的な悩みのようでウェブ記事にてTEAM NACSの面々が悩み相談に答える企画で「30代を迎える不安」を相談に応じるものがあった。

 


https://ananweb.jp/news/350193/

 

 

 

この悩みについて大泉洋さんはこう答えた。

 

 

 

「20代に何の魅力がありますか? と聞きたいです。やっぱり人は30からでしょう! 私自身は、29歳は早く通り過ぎて、大人の仲間入りをしたいと思っていましたから。二十歳で成人なんていいますけど、二十歳のどこが成人なんだと。仕事が面白くなったのも30歳からですし。20代は爆笑しているうちに終わって、自分で考えてやれるようになったのが30代ですから。一番楽しい仕事ができると思っておいたほうがいい。」

 


少なくとも20代もずっと爆笑してられるほどお気楽なものではない。しかし先日、実力を要求されるような仕事を任されてから感じたことがある。『自由に仕事をできるたのしさ』である。『実力を求められる』とは言い換えると『好き勝手していいから結果を出せ』ということであろう。今までは仕事を覚えさせる目的で自由を制限したオーダをしてきた。だから自分がやる必要があるのかは疑問だったし、行き過ぎると『果たして自分は必要とされているのだろうか』といった思考に陥ってしまった。

 


大泉さんのような芸能人であればステージの真ん中に立てるのは30代前後の経験をつんできて信頼を勝ち取った者であろう。ぼくら若手は主役たちに花をもたせるようにパスだけだしていればいい。しかしシュートを決めるにしても、パスを出すにしても、必要なのは狙った場所に精度よくボールを蹴り込むことである。グランドの隅っこでサボってることがバレないように軽く走ることではない。人混みを掻き分けてボールをもらいに行くこと、それこそがアンガールズ田中さんの言っていた『元気』ではないだろうか。そしてそのパス回しをこなしている間にボールコントロールが向上し、実力になっていく。