若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

レゴバットマンザムービーで叶えられた人形遊びの夢

 

 


人形遊びがすきだった。ONE PIECEとかNARUTOとかガッシュとかのフィギュアを持って闘わせていた。漫画も連載雑誌もバラバラでバトル漫画とは関係のないような人形も全てごちゃ混ぜで、丁度、昔のスマブラのオープニングムービーで人形同士が闘っていたような形でぼくの中では人形たちが感情を持って動いていた。

 


この映画はそんな感覚に近い。レゴでできたバットマンがジョーカーをはじめ、バットマンの歴代の敵キャラに囲まれてもサクッと倒せちゃうのはそんなおもちゃ遊びのノリを感じる。他の作品と比べても圧倒的な強さのレゴバットマン。彼の悩みはボッチであることである。パリピなスーパーマンはホームパーティーに呼んでくれない。1人で孤独なバットマンに襲いかかるのは他の世界からやってきた悪役たち。これは1人じゃ太刀打ちできないー。

 


レゴの可愛らしいコミカルさをはじめ、DCコミックのロゴに「俺が大きくした会社だ」とバットマンがナレーションを入れたり、秘密基地のパスワードが「アイアンマンきらい」だったりと大人の方に強く刺さりそうな笑いがたくさん。終始、笑顔でみられた。

 


驚いたのはレゴの迫力。バットマンたちは遠目から写されて実物のレゴブロック同様ちっちゃくみえるが、迫力は他のアクション映画に引けをとらない。建物が崩れていくときにはブロックに戻りながらバラバラと崩れて積み木を崩すときのような快感さえある。

 

 

 

昔していた人形遊びに生命が吹き込まれて動き回る嬉しさ。そこにプロの技術が加えられて、思い出を壊されることなく美化された過去がピカピカに磨かれた上で映像にしてもらえた。ありがとうレゴ。ありがとうバットマン。久しぶりにレゴのバケツをひっくり返してみたくてたまらない。