ブルボン「悔しいと思ったらまだ戦える」の悔しさについて
「悔しい」という気持ちは普段抑えている。年末の宝くじを1枚だけ買って、やはりハズレていても悔しさは抑えた。悔しさを全面に出すことは子どもっぽい気がするし、悔しがってみても「なにムキになってんの」と思われるんじゃないだろうか。
オンラインの対戦ゲームをやっても、負けが続くと「ずっとゲームをやってる人が強いんだろうから、たまにやったぐらいで勝てないだろ」と冷静に分析をして電源を切ってしまう。
仕事にミスが見つかって、上司に怒られて言い返そうにも武器になるような知識がなくて無心で返事をしたまま席につき悔しい思いをする。
おそらくゲームはもうあまりやる気はない。ただ、上司に関しては言い負かしたくてしょうがない。納め先とかお客様よりもこの上司にぼくを認めさせたい。他人の気持ちも考えずに強い言葉で責める人に負けたくない。あの人の前では肯定だけしてるが悔しさは感じている。だから戦える。そんな感情なんて持たずに切り替えてすぐ行動に移せるような人間。それは嘘だ、きっと本気ではない。心の奥底にやり返したいと願いを込めながらキーボードを叩く。そこから戦いのはじまりだ。