若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

ドラマ「マンダロリアン」の一線

 

 


スターウォーズはエピソード8とローグワンとクローンウォーズがすきな変わり者です。この作品たちのなにが魅力的かと説明すると、危なっかしいんです。8はなにをやっても上手くいかないし、ローグワンは(あのシーンを除いて)ジェダイ不在だし、クローンウォーズはクローンやモブジェダイにスポットを当てた話があるので死んじゃわないかソワソワする。「マンダロリアン」もそうだ。マンドーはぶっちゃけそんなに強くない(ヨーダやアナキンを知っていると)。タイマンだとまず負けないが10人も敵が集まっちゃうと銃を置いて両手を上げる。シーズンの途中なのに「終わった」と何度も思った。そんなパワーバランスがいい。

 


1話だけ観た時はそこまで評価は高くなかった。マンドーの弱さも知らない状態で派手なアクションシーンの連続だったがそれが普通になって眠くなってくる。「1話だから金かけてるな」と思ったがそうじゃなかった。派手なシーンの連続は毎話のことだったのだ。これまでのドラマの中で「お金をかけられてる」と言われていたのが「ゲームオブスローンズ」である。だが思い出して欲しい。お金のかかりそうな大勢の戦争シーンが多発しだすのは後半のシーズンからだった。割と地味な回も結構あった。このドラマは天下のディズニーがバンバン金をかけて、作品の時間も30〜60分に時間を絞って話数もそれなりに抑えている。そこに映画館のスクリーンで映えそうなド派手なアクションを詰め込んだ。そしてキャラクターたちの魅力に気づいたらもうビンジウォッチのはじまりだ。

 


全16話の内、特にお気に入りは第15話。ここからは15話のネタバレありで話していきます。

 

 

 

 

 

 

 


15話は今回の悪役ギデオンのいる座標を手に入れる為に帝国軍の残党の基地に忍び込む話。潜入するために元帝国軍の男と協力することに。この男は元帝国軍なので悪事を働いてずる賢く生き延びてきた。当然、周りからは疎まれている。しかし男はいう。

 


『場合によっては一線を超えてしまう

    安心して眠りたい』

 


昔、「夜眠れないのはその日に満足しきれてないからだ」という文を読んだことがある。「寝れる」のは安心感と満足感によって訪れるようだ。つまり、すぐに寝れるかどうかがその日の充実度を表してるのではないだろうか。1番わかりやすい幸せの指標だ。

 


ぼくの場合は日曜日の夜になかなか眠れない。次の日は仕事なのに日曜日を満喫できてないような気がするのか固く目をつぶって眠くなるのを待っても眠気はやってこない。むしろ嫌いな仕事をした日の方がすぐ寝れる。だから過ごし方をかえてみた。早く起きて、朝ごはんをつくって、散歩して、勉強をして、映画を観て、日記を書いて、読書をして寝る。するとどうだ。ぐっすりだ。自分の中でやりたいことは意外と固まっている。だが、常に実行に移せるほど真面目ではない。だから一線を引かなければならない。本当に重要なこと、大切にしたい時間を考える。安心して寝るために。