若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

松上純一郎『PowerPoint資料作成 プロフェッショナルの大原則』の仕事の質のピラミッド

 

 


ぼくのような平社員がプレゼンをする機会は少ない。小さい会社なのでわざわざ人を集めてなにかを伝えることがほとんどないのだ。しかし1つだけ懸念事項がある。"改善活動"である。製造業に勤めてる方に多いと思うが部署の人間が集まって部署内の問題解決に取り組み、他部署に報告する。この報告の際にパワポをつくってプレゼンをしなければならない。プレゼンターは半年毎の交代制で自分がプレゼンターにならないかヒヤヒヤするが、定年までにそういったことを避け続けることもできまい。

 


なぜそこまでプレゼンに恐怖するのか考えたことがある。あがり症であること。そしてPowerPointに不慣れだからだ。学生時代にパワポをつくる機会はあった。しかしそういった発表は同じ専攻で班が決められて、大抵自分より優秀な人が班に混ざってたので軽く手伝う程度で済んでしまっていた。Fラン大学で卒業資格だけ得て終わった。

 


PowerPointで整った資料が作れないからプレゼンに怯えてるのではないか。そう思って、松上純一郎さんの『PowerPoint資料作成 プロフェッショナルの大原則』を読んだ。パワポ作りのノウハウ、特にレイアウトについて多くを学べた。しかしそれ以上にぼくに響いた言葉がある。「作業効率が上がれば考える時間が増える。時間の増加が仕事の質を高め、仕事の質のピラミッドがどんどん大きくなる」といった文である。PowerPointのみならず全ての仕事に通じる考え方だ。とりあえずぼくは仕事が遅い、常に納期が迫り焦っている。考える時間は限りなく少ないだろう。だから効率は下がるし、質も悪い。深く考えずに処理した仕事からはミスが見つかる。ぼくのピラミッドは倒壊寸前である。この本にはいくつもショートカットが載っている。作るべき資料の雛形がある。ぼくもやり方次第で時短できるような部分だらけだ。その部分を解消すればFラン大学で学んだ知識を思い出すような時間も生まれてくるだろう。このピラミッドは建て直せる。欠損箇所を調べてみよう。