若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

Apple Watchによってなくなったストレス

 

 


正直、Apple Watchをしている人をバカにしてました。心拍数や消費カロリーがわかるなど、運動する人用の時計という認識です。運動しなさそうな人がつけてるのをみて「なんで?」と思ったし、CMの「この時計は『時間』がわかる」とオシャレに言われて言い方で誤魔化してる気がした。

 


しかし、心臓に異常が見つかって心電図を小まめに測定するように言われた。これがきっかけでApple Watchの購入に踏み切ったのである。向かった先はC smart。田舎者のぼくにはあの手の店が苦手だ。スーパーのように商品を持っていくわけではなく、口頭で購入の意思を伝えないといけない。ほとんど購入の意思はあるもののなんと声をかけたらいいのかよくわからない。事前に「アルミのカバーとステンレスのカバーの強度の違い」だったり、「保護シールの選び方」について聞いておきたいが、全ての質問事項を聞いた後にどう購入のフェーズに入っていいかわからない。しかもお上品なお店はグイグイ「買いますか?」などと吹っ掛けてこないのだ。会話の切れ目で「じゃあ、これ買います」と宣言したが、力が入りすぎてとんねるずさんの企画で買わされたようだった。

 


それから1週間、Apple Watchをつけている。ほとんど心電図を使うことはないが一つ発見したことがある。一瞬だけiPhoneを手に取る煩わしさだ。支払いの為にロックだけ外して端末にかざしたり、Spotifyで見つけたいい曲を"お気に入り"したり、タイマーで時間を測ったり、通知を確認したり、5秒で済む作業をiPhone8plusの重い端末をよっこら持ち上げて、あるいはコートの奥から引っ張り出していた。それら全てが時計で完結するのだ。寒い中もたもたスマホを構う辛さがなくなった(しかもApple Watchは時計を手に取り付けるときしか認証しなくていい)。あとはオシャレ店舗で商品を購入する意思を示す機能がつけばもっといい。