若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

佐久間さんのオンラインライブに感じた夢

 

 


テレビ東京のプロデューサー佐久間さんは熱い。自分の仕事を通り越してエンタメ業界とかその域で熱い。それは佐久間さん自身がエンタメ大好きだからだし、なによりコロナの影響を、特に受けてるエンタメ業界を守ろうという想いからだ。そして佐久間さんのイベントも緊急事態宣言によって開催できなくなってしまった。しかしイベントに動いていたスタッフさんたちのスケジュールは空いている。ぼくらラジオリスナーたちも予定を空けてある。ニッポン放送もイベントの中止で大赤字である。このままでは終われない。オンラインライブの開催だ。

 

 

 

元々2、3千人キャパの会場だったが、オンラインライブのチケットは1万2千枚売れた。リスナーの想いは一つだった。

 


一方のぼくは連日の二日酔いでコンディションは最悪だった。チケットを購入した時の熱い気持ちは多少の収まりを見せていた。体は重くて頭は変に冷静で、心は沈みかかっていた。

 

 

 

 


ライブがはじまった。体育館のようなスタジオにはなんのセットも置かれておらず、椅子とテーブルだけのストロングスタイル。そんな空間で裏方のおじさんの1人喋りを1万2千人が見守る異常事態。ゲストのおぎやはぎ矢作さんは「おれでもあんなこと出来ないよ!」と笑った。矢作さんが合流してからは深い話も飛び出した。

 

 

 

酒で最悪の体調だったのに、腹から裂けてしまうんじゃないかと心配になるぐらい笑った。酒が唯一の趣味だった僕が酒も飲まずにハイになれた。その事実が嬉しくて、肝臓を傷つけなくてもいいことに気づけた。

 

 

 

矢作さんは佐久間さんに「本当に喋るのが好きなんだね」と少しイジった。前に佐久間さんは「テレビ局じゃなくてラジオ局を志望していた」と聞いたことがある。そちらも裏方志望のようだったが、実は喋りたかったのではないだろうか。その人がパーソナリティとして1万人を画面の前に集めている。夢は思わぬ形で叶う。ぼくはとりあえずイベントグッズを3点買った。直接夢がみたいから。

 

 

 

オンラインライブの日から酒は飲んでいない。代わりに野菜ジュースを飲むようになった。当分飲まなくても大丈夫そうだ。