若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

仕事の出来ない人間の仕事で嬉しいこと

 

 


仕事をしていて嬉しいこと。定番は感謝されたときや大きなプロジェクトを達成した時だ。仕事が出来ない人間の嬉しいことはなにか。帰り道に違いない。職場から離れて安心できる家に戻れることが嬉しくてしょうがない。

 


だが、まれにそれを超えるイベントがある。周りの人間が失敗した時だ。働きながらずっと劣等感を抱えている。それが少しだけ軽くなる。社内でのランクは限りなく底辺に近いがその瞬間だけ、トピックスのホットさを鑑みるとミスした人がぼくを突き抜けて急上昇ランキング1位だ。

 


現在、ぼくの会社は不安になってしまうぐらい暇だ。ただし、人によって差が大きい。ミスした人は今日中に終わらせないといけない仕事があり、その対応はぼくに任された。普段はミスの後処理で現場を回っている時なんか声が震えてしまう。今日は元気だ。なんなら普段よりも。

 


ミスの対応をしている時にモンハンの思い出が蘇った。ぼくが中学生の頃、モンスターハンターが流行っていた。携帯機を持ち寄り、モンスターを狩っていた。ぼくはあのゲームが下手で、すぐ死んでしまう。死んでしまうとクリア後の報酬金が減ってしまうので、ゲームの上手いやつから引くほど怒られた。死んだ被害者が目撃者から怒られる。怒られるべきは加害者であろう。

 


今のモンハンは進化して直接会わずともネット回線を使って一緒に狩りができる。しかし、当時の同じ空間で武器を振る楽しさはない。盛り上がりも一回り小さい。ぼくがモンハンをやっていて今でも盛り上がれるのが友達がぼくより先に死んだ時だ。プレッシャーから解放されて声を上げてしまう。

 


ゲーム少年の中身は仕事をしていても変わらない。