若手社員の逃げ場

仕事で辛いことから現実逃避して、気持ちの休まることを書きたいです。

怒るのが苦手だと人を小馬鹿にしてる感じになる

怒るのが苦手である。それなりに嫌なことはあるし、被害を被ったときに見逃せるほどゆとりがあるわけでもない。ただただ表現が下手なのである。 怒るのにも技能がいる。本心では怒ってないのに怒ったように振る舞い、相手を説き伏せられるような人がいる。自…

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のネタバレをします

エヴァQから9年。待ちに待った最新作にして完結作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が公開されました。賛否両論を巻き起こしていくつもの謎を残したまま終わったQ。その謎がどう解明されるのか楽しみにしてたのですが、まさかこんなに待たされるとは。シ…

芸人のルームシェアちょっといいよね

最近の東京の人は安易にシェアハウスをするようだ。気になる若手芸人は大抵同居していたり、同居していた過去がある。シェアハウスをすると人は面白くなるのだろうか。 蛙亭の岩倉さんはフリートークをつくるためにシェアハウスをはじめたそうだ。普通に暮ら…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の社会的理不尽

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』はこれまでのヱヴァの枠からかなり飛んだ意欲作である。SF作品で描かれるのは基本的には未来のテクノロジーだ(スターウォーズは遠い昔 はるかかなたの銀河系が舞台だが)。ぼくは未来であろうが過去であろうが未知の見慣れない…

養老孟司『唯脳論』の等身大以上の思想

二日酔いの朝は吐き気と頭痛に悩まされる。症状がとりわけ酷いと内臓や脳みそを取りだしてやりたくなるが致命傷になる上に、酒が飲めなくなってしまうので考えなおす(そのときは飲みたいなんて思わないが)。この時期は花粉のせいか頭が痛くなったり、ぼーと…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のヱヴァに乗る理由

新しい作品が発表されると、1つ前の作品が再評価されることが往々にしてある。これはわかりやすい評価対象が前作ということもあり、前作を評価した人間たちが新作に対してハードルを上げて楽しもうとするので前作が新作に打ち勝ってしまうのは必然かもしれな…

ブレイク前のトムホランドにパパが送った激励の言葉

アベンジャーズでスパイダーマンを演じているトムホランドの身体能力をご存知だろうか。彼はパルクールができるそうでビルの屋上で身軽に飛び跳ねていた。以前は大量の水が津波のようにトムに打ち付ける場面をスタントなしで演じた映像がネットにアップされ…

薄着だと鍵をしまい忘れる

ここ数日は春の訪れを感じる。数日前の休日も雨だったが気温は朝から15℃もあり、上着を着ることもなく散歩に出かけた。20分ほど歩き続けた頃だっただろうか。心地のよい気温で上機嫌に手を振りながら大股で歩いていると、ポケットのあたりに手が触れた。なん…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』におけるシンジくんの処世術

2回の公開延期に油断していた。シンエヴァに向けてテレビ版を含めた過去作品を復習しようと思っていたのだ。それがどうだ、再発表された公開日がすぐソコに迫っていた。復習済みのファンには嬉しいニュースだろう。だがぼくは公開日にエヴァ熱をピークに持っ…

東千茅『人類堆肥化計画』に感じる生

朝、散歩をしていると、目にする花が日ごとに増えていることに気づく。ぽつぽつと目に入ってきた色が、数日置くと、一気に形勢はかわって、新しい色に染め上がっている。白。桃色。紫。街に色が加えられた。公園に植えられた木々を見て心が洗われているが、…

イスラム教の女性が肌を隠す理由

年中マスクをしているおかげで外で極度に緊張することが減った。接客業をしていたことがあるのでわかるのだが、店員さんはそこまでお客さんの顔を覚えていない。というか、覚えられない。さらにマスクである。もうぼくの印象は限りなく薄いだろう。 海外の女…

映画『小悪魔はなぜモテる』における嘘の罰

先日、101匹わんちゃんの悪役、クルエラを主役に置いた映画『クルエラ』の予告映像が公開された。クルエラ役の女優さんがとても素敵だが、なんだか見覚えのある。詳しくみてみると、なんとエマストーンである。アカデミー賞女優である彼女を認識できないほど…

謎の手の震えの正体

レジに商品を出そうとすると、手が震えたことがある。商品自体は片手で持てる重量のもので、パンパンに詰まった米の袋だったわけではない。はじめてこの症状が出たのが当時大学生の時で店員さんが女性だったから緊張して震えてしまったのかと思って恥ずかし…

町田康『告白』の自己表現のもどかしさ

町田康さんの作品がすきだ。「彼の作品をひとつも読んだことがない」という方は是非読んで頂きたい。暗い気持ちに沈められて酒浸りになるか、自分の行いを肯定されたような気持ちになってより酒を呷るかのどちらかになると思います。お酒がすきな(自著『しら…

タコ足配線を抜いちゃう人がわからない

携帯を充電しようとコンセントを見たらタコ足配線が抜かれていた。正確にはタコ足配線ではないのだが、コンセントがいくつも刺せるようになってるアレだ。アレにはどこからきてるのかわからないようなコードさえ、とりついている。ぼくの部屋のタコ足なのに…

無印良品の靴に感じた異変

靴を3足持っている。1つは普段使いする靴。1つはお出かけ用。1つはスーツに合わせる革靴だ。夏になると、ここにサンダルが入ってきたり、運動用の靴もあるが、基本はこの3足である。数がかわることは恐らくない。すると、靴を購入するのは今履いているも…

レゴバットマンザムービーで叶えられた人形遊びの夢

人形遊びがすきだった。ONE PIECEとかNARUTOとかガッシュとかのフィギュアを持って闘わせていた。漫画も連載雑誌もバラバラでバトル漫画とは関係のないような人形も全てごちゃ混ぜで、丁度、昔のスマブラのオープニングムービーで人形同士が闘っていたような…

六角精児さんの自粛期間

最近知ったが、六角精児さんは無類のギャンブル好きのようで多いときは借金が1000万円あったそうだ。なんとなく真面目の方だと思っていたので、あの人の性格を知って一気にすきになった。 そんな六角精児さんが役所広司さんと西川美和さんと「ボクらの時代」…

YOU さん友だちになってください

この世で考えうる愚問の一つが「何歳まで恋愛対象になりますか?」である。なぜこの質問が愚問であるかというと答えが変数だからだ。つまり、YOUさんの年齢とともに上限が上がる。彼女のどこに惹かれるのだろうか。あのハスキーな声だろうか。それともズバッ…

「ワンダヴィジョン」の後の放心状態

映画「ブラックウィドウ」の公開延期からどれだけ経っただろう。エンドゲームで最高潮に達したMCU熱は行き場を失ったままぼくの中にいた。いつ観られるかわからないスカヨハの活躍。配信でもいいから早く観たい想いとこれだけ待ったんだからどうしても映画館…

ルーツを語る星野源とポケモン

先日の星野源のオールナイトニッポンにて新曲「創造」について星野さんが話した。この曲はマリオの35周年テーマソングである。CMでよく耳にする。タッチパネルのゲーム機やリモコン型のコントローラー、コントローラーとゲームを一体化させてしまう発想。新…

家具屋のおじさんに、松本まりかと泣いた話

先日の情熱大陸に松本まりかさんが登場した。松本さんといえば、ソフトバンクのCMに出演して白戸家の"お父さん"にガラケーからスマホへ機種変させたり、バラエティ番組に出れば料理に大量の油をかけて、驚かされた。 昨年のブレイク女優にランクインしており…

ブラックになるもう中学生

『有吉の壁』を観ていると、芸人さんの新たな一面というか、知らなかった魅力に気づかされる。最近のお気に入りは、もう中学生さんである。ネタで使用するダンボールを燃やして泣き崩れたり、自分のネタをやりつつも(ウケがイマイチだと感じとったのか)オチ…

深夜の馬鹿力。消滅の古市憲寿節カルタに追悼

伊集院光さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「深夜の馬鹿力」にカルタのコーナーがある。2つのお題のカルタで面白さを競わせて勝ったお題が翌週に続き、あ行からわ行に辿り着いたらゴールインとなる。昨年、圧倒的な強さを見せたのが「あっぱれ張本勲カ…

アンダーマイニング効果によるモチベーションの薄れ

小学生から大学生に至るまで、勉強へのモチベーションは一貫して低かった。仕事をはじめて、勉強することの必要性に気づいたが時間外に会社のことをする意欲は湧かなかった。世間一般の考えから決して外れてるものではないと思うが、これをシステムが妨害す…

両親に言わない方がよかったこと

うつ状態であることを総務部の方たちに報告したときに「両親に連絡したか」と訊かれた。 たぶんぼくの両親は古い人間だ。酒を毎晩飲み、タバコを吸い、礼儀を大切にして、世話焼きである。なにかにつけて「なにかいるものあるか?」といったり、「金はあるか…

登大遊の「けしからんですよ」

ウチのオフィスは土足厳禁である。下駄箱で上履きに履き替えて階段を上がる。空調は弱々しい。あるいは空調の口の真下にいるぼくのところはその心地よい空気が届かない死角になっているかもしれない。より苦しいのは夏場だろうか。私服とのギャップが大きい…

入社3年目。ミスをしていちいちヘコむ

職場でミスをすると「なんでこんなミスをしたんだ?」と聞かれる。ぼくが抱えている仕事は若手社員向けの、悪く言えば、誰にでも出来る仕事である。それに神経を集中させて完璧にこなしたと思っても、何故かミスが生まれる。上司としてはミスの理由を明らか…

映画「ギルティ」の自分の仕事の枠

6年前、大学の入学に合わせてぼくは一人暮らしをはじめた。大学進学もほとんど一人暮らしに憧れてのことだった。すきな時間に寝て起きて、すきなことをすきなだけして、なんの文句も言われない。トイレもドアを全開にしてするし、大音量で女性の喘ぎ声を再生…

アラサー男からどんどん人が去っていく

「25歳と30歳手前で結婚ラッシュが2回くるから気をつけろ」と言われた。事実、6月生まれの僕は2020年の6月から2021年の6月にかけての25歳の1年間、少ない友人の中から何組もの夫婦が生まれた。 友人の1人は大学で出会った花山薫似の大男であった。彼とぼくは…